東京都ホテル旅館組合、支部の新設と活動活性化を推進
東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(齊藤源久理事長=四谷・ホテルニューショーヘイ、814軒)はこのほど、豊島区・大塚のホテルベルクラシック東京で2019年度総代会を開き、▽定款の一部変更▽18年度事業報告と決算▽19年度事業計画と予算―を審議、承認した。
定款変更では、総代の定数を従来の「70人以上85人以内」から「組合員総数の10%以上15%以内」に、理事の定数を従来の「42人以上52人以内」から「組合員総数の5%以上8%以内」に変更した。組合員数の増加に対応しながら、適正な人員数を確保するための変更。
19年度事業について、工藤哲夫理事長代行は「齊藤体制も3期2年目に入り、組合員の増加を中心とした組織の強化は順調だと思います。ただ、新しく入ってもらったホテルの担当者に、いかに組合事業に参加してもらうかは大きなテーマだと思っています」と、課題の共有を求めた。
19年度事業は▽組織の強化▽組合の活性化▽災害対応に関する危機管理の充実―の大きく3本柱。
このうち組織強化では「組合員の一層の加入促進」「組織の見直し」「支部およびブロック活動の充実」「青年部の育成」などに取り組む。また、目前に迫りつつある2020年の東京オリンピックに向けた誘客策の強化を図ることにしている。
各副理事長兼部長からは「本部で支部をサポートしていきたい」(組織部)、「既存の支部の活性化と支部の組織化を具体的に支援していきたい」(財務部)など、支部活動を重視する方向性が示されていた。
そのほか「指定商社のスマートロボットを、ホテルで活用できるフロントロボットに仕上げていきたい。オリンピックに間に合わせたい」(事業部)、「レジャーホテルが、公的な補助金や融資を受けられるよう、粘り強く活動していきたい」(レジャー系情報交換会)、「親会から青年部育成資金を倍増していだき、感謝しています。次の全旅連青年部全国大会は、2020年秋に東京開催が決まっています。成功に向け頑張りたい」(青年部)などの抱負が述べられていた。
齊藤理事長は「オリンピック競技場もどんどんできていきます。施設見学会なども行い、オリンピックを身近に意識しながら、集客や受け入れに取り組み、国際観光都市・東京を世界に発信していきましょう」と呼びかけた。
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