粟津温泉「法師」運営のゼット、特別清算開始決定
ゼット(TSR企業コード:580011160、法人番号:8220002010744、小松市粟津町ワ46甲、登記上:大阪市中央区伏見町3-2-4、設立1951年3月、資本金450万円、代表清算人:池田佳史弁護士)は1月16日、大阪地裁より特別清算開始決定を受けた。負債総額は約12億円。東京商工リサーチが1月29日に発表している。
同社は、「法師」の屋号をもって、718(養老2)年に粟津で開湯。1300年続く歴史のある温泉旅館として全国的にも知名度は高く、1994年にはギネスで「世界でもっとも歴史のある旅館」として認定されていた。
バブル景気を追い風に1991年12月期には売上高約22億9800万円を計上したが、以降は不況の長期化により加賀温泉郷への客足が落ち込み業況は悪化。また、2006年12月9~10日にかけて当旅館に宿泊した31人が食中毒の症状を訴え、このうち数人からノロウィルスが検出されたことで、厨房施設が4日間の営業停止処分を受けるなど苦境に立たされた。
過去に投じた設備投資や運転資金などから借入総額はピーク時に30億円近くにまで膨れ上がり、資金繰りを圧迫。さらに、業績悪化もあって借入金の返済に支障が生じ、信用保証協会が代位弁済を実施する一方、一部金融機関は債権放棄にも応じていた。
こうしたなか、第二会社方式を活用した企業再生スキームを選択し、収益が見込める温泉旅館事業を2017年5月、(株)善吾楼(TSR企業コード:024002291、法人番号:4220001021515、小松市)に移管。
同社は2019年9月3日、現商号に変更し同月30日、株主総会の決議により解散した。
なお、現在は善吾楼が「法師」を運営し、営業を継続中だ。
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