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「泊まれる結婚式」20年GW、伊勢のFOLK FOLKが宿泊施設に

20/02/03

ウェイザンは2月3日、運営する結婚式場FOLK FOLKの館内を有効利用し、 若い世代のお伊勢参りの起爆剤になる宿泊施設を今年GWに併設する。 夏と冬のブライダル業界の閑散期、 伊勢は観光で賑わうピークを迎える時期へ「泊まれる結婚式場」としての新たな取り組み。 結婚式場ならではのホスピタリティ溢れる付帯設備とスタッフの面々で、 「旅人をおもてなし!Wedding,Coffee,Hostel,Bar」の複合サービスで地元民と世界中の旅人を繋ぐハコとなることを目指す。

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新たな施設の宿泊スタイルは「カプセルホテル型」を予定している。 睡眠空間に対して余計なものを削ぎ落として、 必要なものだけを整える。 そうすることで空間に落ち着きが生まれ、 訪れる人の頭がリ セットされると考えている。 熊野ヒノキを使用したベッドをオーダーで作り、 三重県の自然の素晴らしさを伝えながらリラッ クス出来る空間を目指す。

ホワイエには、 カフェ&バー機能が備わったカウンターが設けられる。 このフロアは婚礼時には待合室として使用される広々とした空間となっており、 落ち着いた雰囲気になる。 今後はそこで朝食をとったり、 夜は地元民と旅人の交流する酒場となる。 シンプルな空間ながらも、 ここで過ごす人々が時間ごとに多様なシーンを感じられることが考えられた。

今回の宿泊機能を持たせるという新しいプロジェクトは、 リニューアルというよりも既存のウェ ディングの付加価値を高める「更新作業」として位置づけられ、 その付加価値に沿って、 遠方のゲストも参列しやすくなり、 遅い時間のパーティも気兼ねなく楽しみ、 1組でも多くのウェ ディングが生まれることが予想される。内宮と外宮を結ぶ御幸道路のハブ役として、 観光客の寛ぎの場所として拠点となるだろう。

きっかけは「婚礼文化の衰退危機」

少子高齢化・資金的理由・そもそも意義も不明で興味がない。 若者の結婚式離れにはいくつかの理由がある。 ここ数年で、 婚礼文化は急速に衰退し、 地方のホテルでは数年前の10分の1程度の婚礼件数になっ ている会場もある。 そうした現状を打破するために、 凝り固まった結婚式のスタイルを覆す。 1組でも多くの結婚式をサポートし、 幸せな家庭が地元に増えることを目標とする。 これまで、 形式に囚われることなく、 野外・廃校・ビーチなど様々なウェディングをプロデュースし、 現在の多様化するウェディングスタイルに応えてきた同施設だが、その中で「列席者が県外から来てることが多くなっている」という近年の動向が見えてきた。地元を離れ、 県外へ就職する人が増える中、 地元の結婚式で集まりやすい環境を整えることをが宿泊事業のスタートに繋がった。 結婚式の後に泊まれる。そして翌日は観光ができる。結婚式と伊勢観光を掛け合わせた「泊まれる結婚式場」は、 若者を惹きつける起爆剤になるはずだ。同社は、衰退危機を「婚礼×宿泊」で救う。

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