コロナ:米沢市 21日から市民限定の市内宿泊半額キャンペーン
山形県米沢市は5月21日から、市民の市内宿泊施設利用について、7000円を上限に半額を補助する、「米沢市民限定 宿で癒されてキャンペーン」を開始する。予算は2000万円。
コロナウイルス感染防止で山形県が発令していた休業要請が解除されたのを受け、「外出自粛に協力していただいた市民の皆さまへの感謝と応援、および宿泊事業者への支援を兼ねて」行う。米沢市では4月29日以降、新たな感染者は出ていない。
キャンペーンの実施期間は5月21-6月14日まで。市内の対象宿泊施設の宿泊や、食事を含む日帰りプランで利用できる。
利用日の平準化を図るため、月-木、日曜日は最大7000円、金土曜日は最大5000円を、半額を上限に補助する。月―木、日曜日利用者には、抽選で50人に5000円相当の米沢牛の商品券をプレゼントする。
予約は5月21日から受け付ける。宿泊施設に電話で、「宿で癒されてキャンペーンを利用したい」と申し込む。利用は先着順で、予算に達し次第終了する。クーポン券などは発行せず、宿泊後、宿泊施設がキャンペーンの実施機関となる米沢観光コンベンションに対して、割引額を請求する。
山形県では6月から、県民を対象に宿泊費用の5000円を補助する、「県民県内宿泊キャンペーン」を開始する。米沢市の担当者は、「休業要請の解除から、県のキャンペーンが始まるまでの隙間を、独自の支援策で埋めたい」と話す。
市内には旅館ホテル、簡易宿所、民泊など83の宿泊施設がある。市では宿泊3団体が5月14日に合同で発表した、「宿泊施設のコロナウイルス対応ガイドライン」に沿った感染症予防対策に取り組める宿泊施設を募集中で、60施設程度がキャンペーンに登録する見通し。
宿泊施設のガイドラインでは、①従業員、宿泊客ともに2メートルを目安とする対人距離の確保②フロントや大浴場、レストラン等に宿泊者が集中しないオペレーション③施設の定期的な消毒④従業員の毎日の体温測定と健康チェック-などを基本原則としている。
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