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コロナ:北海道 7月から「どうみん割」開始、予算は23億円

20/06/12

北海道は7月1日から、道民の道内旅行について、1人1回最大1万円を補助する「どうみん割」キャンペーンを開始する。予算として、県単位の宿泊補助制度としては最大規模となる23億円を用意し、コロナウイルス感染拡大で大きな影響を受けている宿泊・観光産業を支援する。

宿泊単品、交通付き宿泊商品、交通付き日帰り商品、アウトドア体験商品の4つのカテゴリーで、2000円から1万円を割引き、割引分を道が負担する。

2019年秋、札幌はラグビー観戦者で賑わった

宿泊プランや旅行商品には、「どうみん割」対象商品であることが分かる表示と、割引額を表示し、割引価格で販売する。事業者は、後日、道の委託を受けた機関と割引分を精算する。

どうみん割の適用期間は2021年1月31日まで。

割引の対象にアウトドア体験を加えたことについて、道経済部観光局では、「北海道にとってアウトドア体験は大きな観光資源ですが、同じようにコロナの影響を受けています」と説明する。

北海道では知事が認定するアウトドア資格をつくり、ガイドの質の向上と市場開拓に力を入れている。2021年秋には「アドベンチャートラベル・ワールドサミット」を開催することが決まっている。

トマムスキー場でガイドとスノーシュー体験

また、どうみん割の期間を半年程度と長く設定したことについては、「国のGo To トラベルキャンペーンでは、旅行会社と協定のない小規模宿泊施設やガイド事業者がどのように支援されるのかが分かりません。どうみん割でキャンペーンの下支えをしていきたい」としている。

道では、7、8月の観光シーズンに間に合わせようと準備を急ぎ、事業者募集の第一次申請期間を6月17-19日に設定している。ただ、これは7月1日に、どうみん割ブランを発売するために設けた受付期間で、6月20日以降も引き続き参画事業者の応募を受け付けることにしている。

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