東京都ホテル旅館組合 新理事長に工藤氏、「難局乗り越える」
20/07/01
東京都ホテル旅館生活衛生同業組合(東京都千代田区、836軒)は6月29日、東京・四谷で2020年度総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、3期6年務めた齊藤源久理事長(四谷・ホテルニューショーヘイ)が退任し、新理事長に工藤哲夫副理事長(66歳、日本橋・ホテルかずさや)が就任した。
工藤新理事長は就任のあいさつで、「コロナウイルス感染症の拡大で東京オリンピックは延期になり、経済活動もストップしてしまいました。全世界が同様で、これは第二次世界大戦以来の状況かもしれません。こうしたなかでも、私たちは社会経済の維持、そして生活の維持のために、しっかりと商売を続けるしかありません。個々の努力に加え、個々で解決できない問題は、組合の旗のもと力を合わせ、難局を乗り越えたい」と話し、協力を求めた。
現状は、コロナウイルス感染症の拡大による宿泊需要の激減で苦しむ施設が多い。
組合は、厚生労働省が所管する「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づき設置され、普段は施設や食品衛生水準の向上に向けた取り組みを行っている。
現在は、ホテル業界が5月にまとめた、コロナウイルス感染予防のためのガイドラインを、組合施設に普及させる活動に力を入れている。
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