山梨県 都民含む全国対象の宿泊割引キャンペーンを開始
山梨県は8月28日、「やまなしグリーン・ゾーン宿泊割り」キャンペーンを始めた。期間は2021年1月31日まで。
県独自の感染予防策「グリーン・ゾーン認証制度」で認証を受けた宿泊施設だけが参加できるキャンペーンで、1泊あたり最大5000円を割り引き、県が負担する。連泊する場合は1回の旅行で1人最大1万5000円を上限に割り引く。期間中、繰り返し利用することはできる。
Go Toトラベルキャンペーンから除外された東京都民も含め、全国からの宿泊旅行者が利用できる。事業予算は2億円。上限に達し次第キャンペーンを終了する予定。
割引額は宿泊料金が1万円以上で5000円か2500円、宿泊料5000-9999円で2500円、4999円以下の宿泊については対象としない。
このうち1万円以上の宿泊料金については、事業者が割引額を5000円にするか2500円にするかを決める。県観光文化政策課では「割引額を大きくするか、小さくして多くの人に利用してもらうかを事業者に選んでもらえるようにした」と説明する。
割引の利用は電話やウェブサイトで予約する。事業者が宿泊プランをウェブに掲載する場合は、「やまなしグリーン・ゾーン宿泊割り」商品と明記する。ただ、割引額については記載する必要がなく、利用者が1万円以上の宿泊プランを予約する際は、割引額が5000円か2500円かを確認した方がよさそうだ。
ウェブサイト等には、割引前の宿泊料金を記載することになっている。国のGo Toトラベル割引とも併用できる。
県観光文化政策課では「県内在住者をはじめ、県外から多くの旅行者に山梨を訪れていただきたい」と呼びかけている。
グリーン・ゾーン認証は、宿泊客を濃厚接触者にしない感染防止策
グリーン・ゾーン認証制度は宿泊業と飲食業を対象に、県独自のコロナウイルス感染予防策を講じた施設を認証する制度で、6月26日に運用を開始した。8月28日までに宿泊業は284施設が認証を受けている。
宿泊業界が導入しているコロナ対応ガイドラインと重なる部分も多いが、県グリーン・ゾーン推進課では制度の特徴について「濃厚接触者を出さない感染拡大防止策」と説明する。専門家の監修で50数項目の基準を設け、認証にあたっては県職員等が必ず現地調査を行っている。認証期間は1年とし、再認証には再び現地調査を実施する。
県独自の基準では、国のGo Toトラベルが旅行者が宿泊施設入館時に必須としている検温の項目を設けていない。
県グリーン・ゾーン推進課では「感染者には無症状の人も多く、熱が高くない人もいます。後日、無症状の感染者が確認されても、施設の利用時に濃厚接触者を出さないことで感染拡大を防ぐのが狙いです」と話した。
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