ゴミ廃棄や食品ロスに強い関心 楽天トラベル、旅行先や宿泊施設のサステナビリティに対する意識調査を実施
楽天トラベルは10月28日、旅行・観光のサステナビリティへの取り組みに関する意識調査の結果をまとめ、発表した。旅行者は旅行先や宿泊施設でのサステナビリティの取り組みに対し、4人のうち3人が問題意識を感じていると回答するなど関心の高さがうかがえる結果になった。
「旅行先や宿泊施設のサステナビリティに対する課題に問題を感じるか」については、「気になることはない」は25・4%にとどまり、問題意識を感じる人が4分の3を占めた。「ゴミ・廃棄物のポイ捨て、適切に清掃や廃棄がされていない」「多くの食品の廃棄を感じる、食べきれない量の食事の提供」「宿泊施設で過度なサービスの提供(不要な使い捨てアメニティの提供や頻繁なタオル・シーツ等の交換など)」が上位で、不必要、不適切な廃棄の削減に関する課題に関心をもっているようだ。
これら課題に対し「改善に向けた取り組みを行いたいか」は80・7%がいずれかの行動をしたいと回答。観光地の不適切なゴミ処理、食品ロス、宿泊施設での不要な使い捨て備品や過度なサービスの提供がここでも上位に。旅行先や宿泊施設の身近な課題に対して強い関心を示している。
旅行先や宿泊施設のサステナビリティへの取り組みについて「旅行前に得られる情報の充足度」は、全選択肢で6―7割が「得られていない」。関心はあるのに情報はないという現状が明らかになった。
「宿泊施設を選ぶ際に参考にしたいサステナビリティな取り組み」は「地域の食文化の提供への取り組み」が40・4%でトップ。「フードロスや使い捨てアメニティなどの廃棄の減少、削減への取り組み」も同様に多い。宿選びでは地域の食材を使った料理の提供や食品ロスなどの食事に関する取り組み、備品の使い捨てなどによる廃棄の削減に対して、特に高い関心が高い。
アンケートは8月に実施。全国の20―69歳の男女1081人から回答を得た。
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