延べ宿泊者数はほぼ前年並み288万9千人泊、需要回復進まず 京都市の21年ホテル宿泊状況
22/04/12
京都市観光協会が発表した2021年の市内主要ホテルの宿泊状況によると、延べ宿泊者数は前年比0・4%増の288万8755人泊だった。コロナ禍前の2019年と比べると6割弱減で、依然として苦しい一年となった。
そのうち日本人延べ宿泊者数は同14・5%増、外国人延べ宿泊客数は同95・6%減。コロナ前に客室を埋めていた外国人客の大幅減を、予約が取りやすくなった日本人が埋めた形だ。
コロナ禍以前からの調査対象だった54施設で比較すると前年比では17・8%減、19年比では69・6%減。
客室稼働率は同3・4ポイント減の31・1%。市内の主要旅館32軒の客室稼働率は4―12月で同3・2ポイント増の23・6%。低水準が続いている。
同協会では22年について、年明けから続いたオミクロン株感染拡大が落ち着き、リベンジ消費の拡大に期待。国の入国制限の緩和に伴い訪日外国人客の受入再開に備える必要を指摘しながらも、世界情勢の不透明さから不安定な状況が続くとしている。
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