日本人宿泊数は53万3611泊、回復さらに進む 京都市の11月のホテル宿泊状況
23/01/13
京都市観光協会が発表した11月の市内112ホテルの宿泊状況によると、日本人延べ宿泊数は前年同月比63・5%増、19年同月比106・4%増の53万3611泊だった。前月からは12・4%増。コロナ禍以前からの調査対象だった54施設で比較すると前年同月比では61・7%増、19年同月比では37・4%増。コロナ禍からの回復が進んだことや、19年同月はラグビーW杯などで外国人客が多く日本人客が予約しにくかったことの反動で増加したとみられる。
外国人延べ宿泊数は19年同月比では46・9%減の14万6282泊。前月からは72・3%と、ここにきて入国制限緩和効果で回復が進みだした。
客室稼働率は同21・3ポイント増の58・9%。前月からは16・5ポイント増で、全国旅行支援や紅葉シーズンで活況となった。
市内の主要旅館28軒の客室稼働率は19年同月比2・2ポイント増の69・2%。修学旅行催行件数や外国人宿泊者数の増加で前月からは9・2ポイント増。コロナ禍以降で最高値を記録した。
同協会では、12月の客室稼働率は71・5%、1月は51・5%、2月は50・6%と予測。中国人宿泊客の増加見込みがたたないことからコロナ禍前の水準に達しないと予測している。

外国人客も徐々に回復
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