新会長に中田力也氏 日本旅館協会関西支部連合会、24年度総会で選出
一般社団法人日本旅館協会関西支部連合会(岡本厚会長=不死王閣)は5月29日、大阪市港区のアートホテル大阪ベイタワーで2024年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で中田力也さん(SHIRAHAMA KEYTERARACE ホテルシーモア)を新会長に選出し、専務理事には梶木実さん(有馬グランドホテル)、会計理事に金子憲之さん(びわこ緑水亭)が就任した。
中田新会長は「これまでたくさんの先輩から旅館経営について学ばせていただきました。今度は私が若手経営者に同様のことを伝えたい。様々な問題が山積していますが、事案と一つずつ向き合い対処し、本部からの情報を共有していきたい」と抱負を述べた。

中田新会長
岡本前会長は「コロナ禍の会長としてみなさんの協力を得て任期をまっとうできたことに感謝申し上げたい。関西支部連合会は総務企画、IT・キャッシュレス・生産性向上、観光立国、労務といった委員会を設けて活発な活動を行っています。今後もこの流れで進めてほしい」と話した。
また、本部が推進するふるさと納税制度を活用して旅先の宿泊代を決算する現地決済型のふるさと納税サービス「ふるさtoらべる」にも言及。「新しい事業として連合会のライフワークと位置づけて取り組んでほしい」と要望した。
本部の大西雅之会長(あかん遊久の里鶴雅)は「先進的に活動いただいている関西支部連合会には心から感謝申しあげたい」とエールを送り、昨年初めて宮城県の秋保温泉で行った「観光と金融に関する全国懇談会」では、東北の全金融機関が出席し「金融問題を中心にまちづくりについての話し合いができ、今年も大分県由布院温泉で第2回目の懇談会を開くことになっています」と伝えた…
- 省エネ設備などの導入を補助 観光庁、「宿泊施設サステナビリティ強化支援事業」の申請受付開始(25/03/31)
- 宿泊者数は4・0%増の5461万人泊 24年12月の宿泊旅行統計(25/03/09)
- 19年比9・1%増の6億5028万人泊、コロナ前上回る 2024年の宿泊旅行統計年間値(25/03/07)
- 緊急時に頼れる「旅の駆け込み寺」に 全旅連青年部、「地域見守りの宿」制度を開始(25/03/04)
- 災害時の危機管理体制 日旅協関西、理事会で提起(25/03/03)