温泉文化の遺産登録へ活動推進 日本温泉協会が秋保で総会開く、新会長に多田副会長を選任
日本温泉協会(1153会員)は6月21日、宮城県仙台市・秋保温泉の伝承千年の宿佐勘で2024年度総会を開き、引き続き日本の温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録に向けた活動の推進を確認した。
ユネスコ登録については、事務局を務める全旅連(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会)を中心として、多くの県知事の賛同を背景に国会議員や関係省庁への働きかけを続けていて、28年の登録を目指している。登録には国民の理解促進が必要だとし、100万人署名の実現を目指すことにしている。
任期満了に伴う役員改選では3期6年務めた笹本森雄会長が退任し、新会長に多田計介副会長(石川県和倉温泉・美湾荘)が選任された。また、常務副会長に石村隆生副会長(神奈川県箱根温泉・箱根温泉供給)が就任した。
笹本会長は退任のあいさつで「当協会は5年後に創立100周年迎えます。温泉文化のユネスコ登録は、温泉の素晴らしさを世界の人々に知ってもらうチャンス。登録により日本国内でも、地域特有の温泉文化を守る機運につながり、さらなる発展が期待できます。温泉文化に誇りを持ち、自信を持って活動を推進していただきたい」と呼びかけた。
多田新会長も「ユネスコ登録のうねりをつくりたい。そのために、温泉と距離が近い市町村首長に対しても協力を促し、一緒に突破口を開きたい。今日の秋保温泉での総会をキックオフに目的に向かって愚直に邁進したい」と抱負を述べた。

多田新会長
総会では…
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