姉妹提携の大歩危・祖谷温泉郷へ わかやま12湯推進協議会、初めての研修旅行
和歌山県の温泉を国内外にアピールしている「わかやま12湯推進協議会」(青木査稚子会長=協同組合和歌山県旅行業協会理事長、トラスト旅行)はこのほど、徳島県の大歩危祖谷温泉郷で研修旅行を実施した。同温泉郷の旅館ホテルで構成する大歩危・祖谷いってみる会(大平修司会長=大歩危峡まんなか)と親ぼくを深めた。
同協議会が主催し2023年10月に開催した「第3回わかやま12湯サミットin南紀白浜温泉」で、大歩危・祖谷いってみる会の植田佳宏会長(当時、現監事)に講演を依頼したことがきっかけで、両会は姉妹提携を締結。同協議会にとって初めての研修旅行先として大歩危・祖谷温泉郷を訪ねた。
研修は、日本古来の官道・南海道をたどる形で、和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーに乗船し徳島入り。大歩危峡遊覧船は増水の影響で乗船できなかったが、ガイドの説明を聞きながら、祖谷のかずら橋を渡り、琵琶の滝を見学した。
ホテル祖谷温泉に宿泊した一行は大歩危・祖谷いってみる会の主要メンバーと懇談。はじめに、大平会長は「遠方よりお越しいただき、感謝申しあげます。日ごろから行政や旅行会社、旅館、バス会社が協力してわかやま12湯推進協議会を運営されておられるのは素晴らしいことだと敬意を表したく思います。両会でともに協力しあって、それぞれの会の発展に努めましょう」と呼びかけた。
青木会長は「昨年のサミットで植田さんの講演を聞き、徳島県と和歌山県にはよく似た地名がたくさんあることを知って驚きました。これからもよく似た地名を持つもの同士として、いい関係を築いていきたい」と話した。
ホテルかずら橋の女将、谷口真理さんが歓迎の意を表した徳島県の民謡「祖谷の粉引き唄」を披露した。
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