“親会”との協働に意欲 全旅連青年部、宮崎県で初めて全国大会
全国旅館生活衛生同業組合連合会青年部(塚島栄太部長=長崎県・ホテル長崎)は12月10日、宮崎県宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで第27回全国大会in宮崎を開いた。全国の青年部員650人が参加した。今大会のスローガンは「日本のひなた宮崎から! 宿泊・観光の未来を照らす! IMPOSSIBL IS NOTHING」。青年部が宮崎で全国大会を開くのは初めて。
次期27代青年部長として続投することが決まっている塚島部長は、次期のテーマ「温故知新―観光の中心で咲き誇る礎たれ“Always be yourself”」を発表。「宿泊観光産業の明るい未来を築き上げていこう」と決意表明し、青年部員を鼓舞した。また「青年部と親組合の距離はいまだかつてないほど密になっています。親会を巻き込んだ青年部の活動は多くの方から期待され、その声は全国の青年部員も耳にしていると思います」「今、青年部発足から55周年を経て次の50年に向けた分岐点に当たる大事な時に2期続けて部長の任に着く重責を感じています。我々の悲願である観光を日本の基幹産業になるべく、これからの2年間、走りに走り抜きたい」と呼びかけた。

全国大会の壇上に並ぶ今期役員
全旅連の井上善博会長は「青年部員の皆さんには全国旅館政治連盟の活動や国会議員の先生方へのロビー活動に汗をかいていただいているほか、世界各国に出向き、業界の人手不足に動いていただいています。温泉文化のユネスコ登録に向けての署名活動も積極的に動いていただいています」と、青年部活動への感謝と期待を寄せた。
また石破茂首相から能登半島地震で旅館が避難者を受け入れ確保したことに感謝するビデオメッセージも披露された。
青年部活動の功績を称える褒賞表彰式では石川県加賀支部青年部の「能登と加賀を繋ぐ絆の美食フェアー~地域復興と観光振興を支える協働プロジェクト~」がグランプリに当たる全旅連青年部長賞を受賞。準グランプリには北海道道東支部青年部の「自然と人が共存する未来を実現するサステナブルな活動 クマ活 SAVEBEARS」、トラベルニュース社賞は三重県鳥羽支部青年部の「2024わいわい魚魚まつり」に贈られた。
記念式典終了後、懇親会やブロックナイトが盛大に行われた。

大会を支えたメンバー
- 宿泊者数は4・0%増の5461万人泊 24年12月の宿泊旅行統計(25/03/09)
- 19年比9・1%増の6億5028万人泊、コロナ前上回る 2024年の宿泊旅行統計年間値(25/03/07)
- 緊急時に頼れる「旅の駆け込み寺」に 全旅連青年部、「地域見守りの宿」制度を開始(25/03/04)
- 災害時の危機管理体制 日旅協関西、理事会で提起(25/03/03)
- 楽天トラベルアワード2024 総合1位はホテル近鉄ユニバーサル・シティ(25/02/28)