視察研修受入と健康プログラムに力 長野県駒ヶ根市
長野県駒ヶ根市から早太郎温泉ホテルやまぶきの宇佐美誠さん、駒ヶ根観光協会の小田切康男さん、中央アルプス観光大阪営業所の澤村大樹さんが2月21日、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、視察研修旅行の受け入れ誘致や、駒ヶ根高原の新しい体験プログラムなどについてアピールした。
高齢者比率が高まるなか、駒ヶ根市では住民参加の介護制度が定着している。「困ったときはお互いさま―こまちゃん宅福便」として市内外から注目を集め、昨年11月から本格的に視察を受け入れている。また、全国に2カ所しかない国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊訓練所では体験入所の受け入れを始めた。すでに、静岡県磐田市の小学生らが訪れたという。
観光協会では市内宿泊を条件に視察研修先をあっ旋しており、小田切さんは「駒ヶ根市の観光資源として高めていきたい」と意気込む。
ノルディックウオークで駒ヶ根高原周辺を歩くイベントも定期的に開催している。4月は花見スポットをめぐる7キロのコース、5月は早春の自然を満喫する天竜川河川敷の13キロ、6月は駒ヶ根高原の森林浴を楽しむ9キロのコースなどを設定している。
宇佐美さんは「全身運動のノルディックウオークと温泉、地産料理、駒ヶ岳千畳敷カールでの高所体験など、健康増進プログラムの充実をアピールしていきたい」。ノルディックポールを宿に常設し、宿泊客に散策を楽しんでもらうことも計画しているという。
市内の名刹、光前寺が昨年開創1150年を迎えたのを記念し、市では1150(いいご縁)をテーマに公募していたエピソードが一冊の本にまとまった。「ふれ愛 いい出逢い いいご縁に導かれて」と題し販売されている。
澤村さんはじめ皆さんは「心温まり、はっきり言って泣けます。読んでみてください」。