富士山とノルディックウオークに話題 山梨県富士河口湖町
山梨県富士河口湖町から、渡邊凱保町長はじめ観光関係者一行が2月29日、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。富士山を中心とする同町の魅力と春からの楽しみを紹介し、来訪を呼びかけた。
来社したのは、渡邊町長、河口湖温泉旅館協同組合の外川誠理事長(湖山亭うぶや)と山下幹仁副理事長(湖のホテル)、山口雄一理事(大池ホテル)、町観光課の渡辺辰美課長と清水勝也観光係長、やまなし観光推進機構の森口節さん、県大阪事務所の保坂公紀さん。
同町が見据えるのは、来年の2大観光トピックだ。富士山は世界文化遺産登録が見込まれ、県全体では国民文化祭が約1年にわたりロングラン開催。来年は山梨・富士河口湖町に注目が集まると熱が高まる。
渡邊町長は「県が観光振興のために『おもてなし条例』を制定したように、受入側としてはおもてなしを強化したい。住民にも世界遺産に対する意識を育て、誇りをもって環境保全に取り組めるようにしたいですね」と今から力が入る。
もう1つ、同町が富士山世界遺産登録を控え推進するのがノルディックウオーキング。富士山を仰ぎ見る河口湖など4つの湖など自然の宝庫である地域性を生かそうというもので、3月16日からは町内宿泊施設約100軒にレンタル用ウオーキングストック計3千人分を用意する。施設スタッフも技術を身につけ、案内できるように取り組みを進めている。
旅館組合の皆さんは「まち、住民全体におもてなしの意識を醸成するために企画しました」と話し、10月にはイベントも予定し、ストックを手形代わりに施設での割引も企画しているという。山口さんは「ノルディックウオークの聖地にしたいですね」。
今春、4月14―22日には「富士・河口湖さくら祭り」も開催。「富士、桜、湖と世界に誇る風景が楽しめます」と皆さん。富士河口湖町は今、熱く燃えている。