来年は善光寺御開帳、夜景ツアーも 長野県戸倉上山田温泉
長野県千曲市の戸倉上山田温泉旅館組合連合会から荻原光太郎さん(荻原館)、武井功さん(旅の宿滝の湯)、タイラー・リンチさん(亀清旅館)がこのほど、トラベルニュース社東京オフィスを訪れ、来年に迫った善光寺御開帳や人気の着地型ツアー「姨捨夜景ツアー」への参詣、参加を呼び掛けた。
善光寺御開帳は数えで7年に一度、実際は6年ごとに行われる。善光寺から戸倉上山田温泉へは車で1時間以内。参詣のあとは温泉でゆっくり、長寿県、長野の食と温泉で老若男女をおもなす。
「開湯百数十年、当温泉の魅力は住民とともに形作ってきた温泉タウンの総合力です。川魚料理、味噌蔵、まんじゅう屋、御茶屋、陶芸などの専門店も温泉街の一部です。温泉タウンの生活そのものを体験し、楽しんでほしい」と武井さん。姨捨夜景ツアーにもガイドの1人として添乗する。
これから田植えの季節。水を張った姨捨の棚田越しに望む善光寺平の眺めが素晴らしい。姨捨夜景バスツアーは4―11月は金・土曜の催行。戸倉上山田温泉発着で所要時間は約90分。大人1千円。来年の善光寺御開帳期間中は毎日の催行を予定している。
最近、長野県旅館ホテル青年部会のメンバーとして、長野県で体験できる観光プランを英語のウェブサイト「ユニーク・ナガノ」にまとめたタイラーさんは、味噌汁について熱く語った。
「外国に住んでいても和食レストランや寿司屋で味噌汁を飲んだことがある外国人はたくさんいますが、ほとんど自宅では飲んだことがないんです。それは作り方を知らないからです。当地の味噌蔵では味噌汁の作り方を体験できます。外国人にもお土産に味噌も買ってもらえるんです」。温泉タウン、戸倉上山田温泉の楽しみ方を世界に発信していく。