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秋冬の駒ヶ岳は高山ならではの魅力 長野県駒ヶ根市

14/12/01

長野県・駒ヶ根観光協会の竹村章さん、中央アルプス観光大阪営業所の澤村大樹さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、中央アルプスの最高峰、木曽駒ヶ岳の魅力をアピールした。

日本最高の高低差950メートルを結ぶ駒ヶ岳ロープウェイ。標高2611メートルの千畳敷まで7分30秒で到達できる山岳観光のメッカだが、今年は長雨や御嶽山噴火などの影響を大きく受けた。そのぶん、足もとの千畳敷カールの魅力を見直すきっかけになった。

秋は、下界よりもずいぶんと早い9月上旬から山肌が色づき始める。全山が赤や黄に染まる9月下旬の「全体紅葉」が一番の見どころだが「実は...」と竹村さん。10月下旬から千畳敷カールに群生するシラタキノキが紅葉する。

「2、3年に一度の割合で紅くなる木で、常緑のままのシラタキノキと見事なコントラストです。11月中旬まで見ることができます。つまり2カ月間に渡って紅葉が楽しめる。こんな場所は千畳敷しかないのではないでしょうか」

もう一つ、秋によく観察できるのがオコジョ。体長20センチほどの愛らしい姿が、氷河地形のモレーンの間に見られる。「葉が落ちる今が絶好の時期です。動きが早いので撮影するのは至難の技ですが。来年秋は、日本で一番長い紅葉、千畳敷カールのアイドル・オコジョを売り出します」と竹村さん。

冬は、乾燥した雪に風が描く天使の落書きシュカブラ(風雪紋)、一歩踏むたびに甲高い音を発するクリッキングサウンド(鳴き雪)、木の枝に積もった雪の造形美ホワイトツリー、ダイヤモンドダストなどこの時期にしか見られない景観が目白押しだ。

竹村さんは「今年からロープウェイの半券を持って行くと割引やドリンクサービスが受けられる駒ヶ根名物『ソースかつ丼』とのコラボレーション企画も始め好評をいただいています。木曽駒ケ岳、駒ヶ根市にはたくさんの商品素材があり、旅行会社の皆さんにもどんどん提案していきたい」と意気込んでいる。

長野県駒ヶ根市の皆さん

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