「破砕ロック」で温泉郷開湯50周年盛り上げ 長野県大町市
長野県大町市観光課の駒澤晃さんと丸山優一さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、今年迎えた大町温泉郷開湯50周年をアピールした。
開湯50周年をきっかけに温泉郷の全旅館で乾杯酒として提供されているのが「破砕ロック」。黒部ダムの建設基地として賑わった当時の大町で作業員たちが好んで飲んだという。焼酎と葡萄酒をブレンドしたもので、当時はアルコール度が高い強烈な酒だったらしい。
黒部ダム50周年時から、市内の飲食店などで破砕ロックを復刻する気運が盛り上がり、さらに女性にも飲みやすいようにと大町温泉郷の青年部のメンバーが試行錯誤。オリジナル酒として完成させた。
駒澤さんは「若い人たちが一丸になって作り上げました。大町温泉郷に来ていただいて、ぜひ飲んでみてください」。アルプスの湧水で育った米、メーカーの採水地にもなっている水、破砕ロックという大町温泉郷の3点セットが「特におすすめ」と駒澤さん。
丸山さんは、青年部メンバーに交じって開発を手伝った。「大町温泉郷の旅館がこれまで、こんなに一体となったことはあまりありませんでした。会議後の飲み会もいい雰囲気で、次世代の人たちが未来の温泉郷を熱く語り合っています。50周年の今年はやるぞ!という雰囲気です」。