高尾山と金剛山は中央アルプスの登竜門 中央アルプス観光
東京、大阪で人気の山とコラボし、登山客誘致を図る取り組みを中央アルプス観光の竹村章さんと澤村大樹さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、アピールした。
東京は年間260万人が登る高尾山、大阪は同じく120万人が登る金剛山の登山者に、駒ヶ岳ロープウェイで行く中央アルプスを日本アルプスの登竜門として来訪を呼びかける。高尾山ではスタンプを押し、金剛山では記念写真を撮ってホテル千畳敷のフロントで提示するとプレゼントを渡す。9月1日から2016年3月末まで実施する。
駒ヶ岳山麓の駒ヶ根高原に、高尾山薬王院の分霊院があり、毎年5月の例祭には高尾山から住職らが訪れていた。今年6月には逆に、竹村さんらが薬王院を訪ねた。「住職から、スタンプラリーのようなお互いを結びつけることができたらいいと仰っていただきました」。そこから話は進み、薬王院で登山の安全祈願の朱印を押し、駒ヶ岳に来てもらうように仕掛けた。9月1―2日には高尾登山鉄道のケーブルカー山麓駅でスタンプラリー告知のイベントを行う。
「高尾山とくれば、やはり西は金剛山です」と竹村さん。転法輪寺、葛木神社を訪ね快諾してもらい、葛木神社では4千人の会員がいる金剛錬成会との関係も築けた。
竹村さんは「まったく新しい取り組みですが、人が関わっていくことに可能性を感じています。高尾山、金剛山ともにまだまだ仕掛けたいことはたくさんあります」とし、澤村さんは金剛山でキャンペーンを行う考えを話した。