4月22日からチューリップフェア 富山県砺波市
チューリップの一大生産地である富山県砺波市からプリンセス・チューリップの金田優花さん、市商工観光課の子吉(ねよし)藍さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、4月22日から始まる「2016となみチューリップフェア」をアピールした。
今回で65回目の開催となるフェアは昨年より50品種増え、国内最大級の700品種、300万本のチューリップを見ることができる。目玉は「花の大谷」。昨年6年ぶりに復活した立体的な花壇・フラワーヒルの魅力をさらにアップさせた。
「富山を代表する観光名所といえば立山黒部アルペンルートの『雪の大谷』です。その雪の大谷をイメージして作ったのが『花の大谷』で、2万5千本のチューリップの壁を見上げる異空間をお楽しみいただけます」と金田さん。
またチューリップタワーから眺める地上絵は20万本のチューリップを使って描いたもの。「今年のテーマは愛です。恋する男女2人が見つめあうデザインになっています」。チューリップタワーは昨年から車イスでも上れる展望台を設置。地上絵を背景に記念撮影ができるスポットとしても好評を得ている。
このほかにも水面を彩る水上花壇や皇室に献上するロイヤルコレクションなど見どころも多い。今年3月には世界で唯一、1年中チューリップが咲く「チューリップ四季彩館」を20年ぶりにリニューアルした。食用球根が入ったまんじゅうやチューリップの香りがするチューリップソフトなど、砺波ならでは商品開発にも力を入れている。
昨年は北陸新幹線開業効果で、前年より4万人多い32万1千人が来場した。
「砺波市民の誇りであるチューリップを見にぜひフェアへお越しください」と金子さん。
会期は5月5日まで。入場料は大人1千円。