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アートなまち前橋へ来てね 群馬県前橋市

24/08/02

群馬県前橋市から、白井屋ホテルの矢村功さんが県大阪事務所の安田京子さんと權有希子さんとこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、昭和レトロ感が残る前橋市でアートなまちづくりが進んでいることを紹介し、関西からの来訪をアピールした。

矢村さんが社長を務める白井屋ホテルは、300年以上続いた旅館を再生し2020年にオープンした。メガネの「JINS」創業者で前橋市出身の田中仁さんが14年に閉鎖していた旅館を購入。大阪・関西万博の大屋根(リング)の設計で知られる建築家の藤本壮介さんと6年もの時間をかけてオープンさせた。

その外観は緑に覆われた山が街中に忽然と表れたような特異なもので、利根川の土手をイメージしたとか。館内も海外の著名な建築家が手がけたほか、25室ある客室はすべて意匠が異なりアート作品に満ちている。ラウンジは14層吹き抜けで、夜にはむき出しの配管に光が灯る。

「建築マニアの人も多数見学に来られます。料理は上州キュイジーヌをオープンキッチンで提供し、夜食に郷土料理の夜泣き“おきりこみ”を食べていただいています」と矢村さん。また、市民と宿泊客が混在し触れ合えるバー、ベーカリーパティスリーなど、アートと前橋らしさを前面に打ち出す。

ホテル周辺には美術館「アーツ前橋」など徒歩圏内にアートスポットも点在する。「紡績産業で一時代を築いた前橋ですがバブルからは完全に取り残されていました。だからこそ昭和のまち並みが残り、混とんとした飲み屋街も健在です。大阪の人にウケると思いますよ」と大阪出身の矢村さん。若い起業家も増え、これから前橋の時代が再来することを確信しているが「今は台湾のお客さんより少ない大阪、関西のお客様にぜひ前橋へ来ていただきたいです」。

群馬県前橋市の皆さん

群馬県前橋市の皆さん

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