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日本酒と温泉―県北をPR 福島県

24/11/18

福島県県北地方振興局の山口祥則さん、同県大阪事務所の宗像紀子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、福島県を縦に3分割した真ん中の「中通り地方」の北部に位置する県北の魅力を紹介した。

山口さんは「安達太良山や阿武隈山地など豊かな自然が織りなす景観のほか、飯坂・土湯・高湯・岳などの温泉にも恵まれていながら、県北の観光客はほぼコロナ禍以前に戻りましたが、宿泊客数の戻りが悪いんです」。そのため、このほど県北を周遊し宿泊を促すパンフレットを作成。日本語、英語、中国語の3パターンを用意し、インバウンドにも対応する考えだ。マップには自然や食、体験ができる地域や施設を紹介。春から冬まで、11のモデルコースも掲載している。

福島県といえば毎年、全国新酒鑑評会で高い評価を得る日本酒の産地。県内には130の蔵元があり、そのうち20の蔵元が県北にあるという。「ぜひ、日本酒を飲みに県北へ」と話していた。

また県北で知名度が高い温泉地は奥州三名湯のひとつ、飯坂温泉だが「高湯温泉の宿のほとんどは加水・加温をしない100%源泉かけ流しの湯です。岳温泉も週に一度、温泉の守り人である『湯守』が配湯パイプの掃除を行う作業日の湯は白濁し、温泉成分が濃厚になるため『ミルキーデイ』として多くのお客様が訪れます」と県北の温泉をアピールした。

宗像さんがお勧めなのは、有名写真家が毎年訪れ「福島の桃源郷」と称賛した花見山公園。「ウメやレンギョウ、桜、花桃が咲き、山全体が淡いピンク色に染まる光景をぜひ見てください」。この光景は1―2月続くため「旅行会社のツアーには利用しやすいと思います」と勧めた。どうしても福島まで足を延ばせない場合は宗像さんが勤務する福島県大阪事務所内にある福島県観光物産館へ。福島の物産や酒を販売しているので「ぜひお越しを」。

福島県の皆さん

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