春彩る「流しびな」は4月5日に 鳥取市用瀬町
鳥取市から3月15日、もちがせ流しびなレディの坂本綾さん、市観光コンベンション推進課の廣畑宜記さん、市関西事務所の渡邉大輔さんがトラベルニュース社大阪本社を訪れ、用瀬町の春を彩る「もちがせ流しびな」を紹介した。
「流しびな」は江戸時代から続く伝統行事で、毎年、旧暦の3月3日に行われ、今年は4月5日。男女1対の紙雛を、藁を円状に編んだ「さん俵」に桃の花などを添えて乗せ、無病息災を祈り町内を流れる千代川に流す。町出身の坂本さんは「私ももちろん参加してきました。着物姿の子どもたちの姿が艶やかです」。
ひな流しは「流しびな館」の対岸、ふれあいの水辺から、幼児や地元の人が行う。観光客も体験できるほか、流しびなの製作実演や町内各家庭での雛飾りの公開など、雛祭り関連のイベントが盛りだくさんだ。
当日は智頭急行の「スーパーはくと」と特急「スーパーいなば」が用瀬駅に臨時停車し、例年多くの観光客で賑わう。今年は3月19日から、同館で地元の旬の食材を使った団体用昼食メニュー「雛ものがたり」も提供している。
皆さんは「ひなが流れていく様子は美しいです。まちが町内が雛祭り一色に染まるこの日は、ぜひ用瀬へ」。