最新学説の恐竜を展示 福井県勝山市
福井県勝山市の県立恐竜博物館で7月8日から始まった特別展「新説・恐竜の成長」のアピールに、同館研究員の柴田正輝さん、マスコットキャラクターのフクリュウくんらがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。
特別展は、新種として名づけられた恐竜の多くは成長段階の異なる個体だったとする米国モンタナ州立大付属ロッキー博物館のジャック・ホナー博士の学説に基づき企画。ロッキー博物館が所蔵する約30点の化石や最新恐竜ロボット11体などを展示している。その多くは日本初公開になるという。
展示は、鼻の先から後頭部まで約150センチある世界最大級のティラノサウルスの実物頭骨をはじめ、成長過程が分かるよう陳列しているトリケラトプスの頭骨など、貴重な化石が一堂に。迫力ある鳴き声や動きを再現した全長12メートルのティラノサウルスのロボットは連日、子どもたちから人気を呼んでいるという。
柴田さんは「なかなか見ることができないものがそろいました。夏休みにはぜひ、ご家族で来てください」。
特別展は10月10日まで。常設展と共通観覧券は大人1千円、小中学生600円。恐竜ツアーや恐竜クイズなどのイベントも実施している。