姫路城「平成の大修理」で盛り上げ 兵庫県姫路市
兵庫県の姫路観光コンベンションビューローの久保秀文事務局長、姫路市観光部の平田千香子さん、灘菊酒造の川石雅也社長、夢乃井大阪案内所の新庄光男所長がこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、姫路城の旬の魅力をアピールした。
姫路城は2009年秋から5年をかけて大天守を修復する「平成の大修理」が進められている。現在、大天守を見ることができないため、11年3月から内部に修理見学施設を設置。大天守最上層の大屋根、波風、懸魚などを間近に見ることができる。
久保事務局長らは「この時期でしか見ることのできない匠の技をぜひ見にきてほしい」と訴えている。見学料金は大人200円で、別途入城料400円が必要。
また「大修理」の影響で観光客が減少する姫路城を盛り立てようとこのほど、城や歴史の愛好グループを中心にボランティア組織「姫路城つわもの隊」が結成され、11月下旬まで甲冑など歴史装束に身を包んだガイドが土日曜日に城内を案内する。
従来から活動していた「門番さくら組」「播磨甲冑倶楽部」「姫路忍者隊」のメンバーも加わり、10時から16時ごろまで観光客をもてなす。川石さんは「今回の大修理で姫路への観光客が大幅に減少し、姫路城がこれまでどれだけ姫路観光の要だったのか、市民や商店の人たちは認識したと思う。これをきっかけに姫路に来られたお客様をこれまで以上におもてなししたい」と話していた。
平田さんも「姫路城は歴史や歌舞伎で知られる女性が活躍した場所でもあり『女性5人恋物語』といったコースも作りましたので、多くの女性に来てほしい」。