SL運転・特別列車と歴史に魅力 鳥取県若桜町
蒸気機関車の体験運転や宿場町の散策など鳥取県若桜町の観光メニューを紹介するためこのほど、町観光協会事務局長の椿登志夫さん、兵庫県湯村温泉の佳泉郷井づつや大阪営業所の村井明さん、濱田真さんがトラベルニュース社大阪本社を訪れた。
若桜町では、路線の諸施設が国登録有形文化財に指定されている若狭鉄道を使った観光メニューを造成。若桜駅構内でC12型蒸気機関車の体験運転や走行見学会などを行っている。運転体験などはいずれもネット料金や送客手数料を設定しており、旅行会社にオプショナル設定を呼びかけている。実際に列車に乗る雑煮付きの「雪見列車」や、特製弁当や地酒が付く「花見列車」「夜桜列車」なども運転している。
また、町内には歴史的建造物や文化財も豊富。ガイドと歩く若桜宿の散策、国重要文化財の不動院岩屋堂の特別公開なども設定。椿さんは「同じ鳥取県の三徳山投入堂とよく似た天然の岩窟内にある舞台造りのお堂です。団体対応のみの公開ですが、貴重な建物に参拝することができます」とアピール。「湯村温泉など周辺地域と連携して、豊富な観光メニューを売り出していきたい」と話していた。