春は流しびなと砂の博物館 鳥取県鳥取市
鳥取市から、もちがせ流しびなレディの安永有香さん、市観光コンベンション推進課の加藤禎之さんと中嶋克枝さん、市関西事務所の渡邉大輔さんが3月1日、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、同市用瀬町の春の風物詩「もちがせ流しびな」と4月にオープンする鳥取砂丘「砂の美術館」を紹介した。
流しびなは江戸時代から続く伝統行事は毎年、旧暦の3月3日に行われ、今年は3月24日。男女1対の紙雛を、藁を円状に編んだ「さん俵」に桃の花などを添えて乗せ、無病息災を祈り町内を流れる千代川に流す。
ひな流しは幼児や地元の人が行うが観光客も体験可能。町内各家庭では雛飾りが公開される。
当日は特急「スーパーはくと」「スーパーいなば」が用瀬駅に臨時停車。今年は土曜日開催ということもあり、例年以上の人出が見込まれる。
加藤さんは「まち全体が雛祭り一色になり盛り上がります。ぜひお越しください」。
砂の美術館は、世界初の砂像展示専門の屋内美術館として4月14日に再オープン。第5期となる今回は「砂で世界旅行・イギリス」をテーマに、ウェストミンスター宮殿やタワーブリッジなどの建造物や人物など15作品の展示を予定している。
中嶋さんは「天候を気にせずご覧いただけるようになり、ツアーにもいいのではないでしょうか。回を追うごとに期待が高まりハードルが上がりますが、今回は屋内施設完成ということで今まで以上に気合いが入っています」。
用瀬町出身の安永さんは「流しびなは私も小さいころから参加してきました。着物姿の子どもたちの姿がかわいらしいですよ。用瀬から砂丘へという鳥取市観光へぜひ」。