"旬"を満喫、鵜飼とシラス 和歌山県有田地方
和歌山県中部に位置する有田地方の観光PRに、県有田振興局の岡﨑秀紀さん、川尾尚史さん、児嶋史晃さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。
まず3氏が紹介したのは、6―8月末に行われる「有田川の鵜飼」。ここの鵜飼は、徒歩(かち)漁法といわれる独特なもので、県無形民俗文化財に指定されている。鵜匠自らが川の中に入り一羽の鵜と松明の火で鮎を獲る様を屋形船から観賞する。貸切船は、6人までが1舟2万5200円で、1人増えるごとに3―4千円ほど加算する。食事プランもある。
次に3氏のお勧めは「生シラス」。釜揚げで食べるシラスだが、有田地方では漁場が近いことと特殊な冷凍技術によって生食が可能になった。有田川町の「東家」では、生シラスの握り寿司をはじめシラス料理のオンパレード「しらす御膳」を提供している。2100円。20人程度までなら収容できるそうだ。
川尾さんは「湯浅町にはシラス丼もあります」と、名物料理としてシラスを売り出す。
食ではほかにも、テレビ番組で全国絶品スイーツに選ばれた南高梅のグラッセ、有田みかんの果汁ジュースをつかった「みかんラーメン」、日本一の収穫量を誇る有田川町の「ぶどう山椒」もアピールした。
岡﨑さんは「有田みかんは全国区の人気を誇り、秋には多くの方が有田にお越しになられます。それ以外の時期も、美味しいものがたくさんあります。有田の食を皆さんに知ってほしい」。