源平ゆかりのうどん県へ 香川県
香川県観光交流局観光振興課の古吉貢さんと松川直人さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、本物のパスポートそっくりに作成した「うどん県パスポート」をアピールした。
うどん県パスポートは空港や駅、高速道路のSAなど24カ所の施設で「入県・出県審査」を受けスタンプを捺印。周遊スタンプラリーのスタンプ帳を兼ね一定のランクをクリアすると、抽選で20人に「瀬戸内国際芸術祭2013作品鑑賞パスポート」がプレゼントされる。県産グルメが5―10%割引になる特典もある。
古吉さんは「6月中旬に3万部刷りましたが、7月半ばで足りなくなり1万部を増刷しました。それでも足りず、さらに7万部刷り結局11万部印刷しました」と、うどん県パスポートに人気ぶりを語る。
また、旅行会社に対してはNHK大河ドラマ「平清盛」を活用した誘客作戦として、香川県内にある大河ドラマに関する史跡を旅行商品に盛り込む支援を行っている。12月31日までに実施する日帰り旅行で1人当たり1千円(3万円が限度額)、宿泊旅行(香川県内に限る)で1人当たり2千円(6万円が限度額)を補助する。
この旅行商品造成に関しては、うどん県パスポートと非売品であるうどん県の缶バッチを無料で提供する。
このほか、JR高松駅前のサンポート高松で毎週土日祝日の11時30分、14時の2回、女性が平清盛や源義経など平家物語ゆかりの人物に扮して香川県の魅力をアピールする「源平紅白キャラバン隊」を実施中。
坂出市では保元の乱で敗れ讃岐に流された祟徳天皇にまつわる史跡をたどる日帰りツアーも行っている。
松川さんは「源平ゆかりの魅力ある素材が香川県にはそろっているので、ぜひ旅行商品の造成を」と呼びかけていた。
補助金や旅行商品造成に関する問い合わせは、電話087―832―3360へ。