60年に一度の遷宮へ準備万端 島根県出雲市
来年、60年に一度の遷宮を控える出雲大社のおひざ元、島根県出雲市から観光センターいずもの大菅年幸さん、出雲観光協会の古島尚さん、県観光連盟の早川正樹さんが10月18日、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。
出雲大社の「本殿遷座祭」は来年5月10―11日に行われる。この日からひと月弱は信者や氏子を中心とした神事が執り行われ、一般参拝はその後になるそうだ。
大菅さんは「ぜひ多くの方にお参りいただきたいですし、貸切バスなどがスムーズに運行できるよう地元で話し合いもしています」と、60年に一度の遷宮に周辺準備も進めている。
また、出雲大社の参道「神門通り」の賑わいが増している。以前は空き店舗が多かったが、縁結びブームで女性参拝客の増加や現在開催中の「神話博」が引き金になった。古島さんは「門前には9店舗が軒を並べる『ご縁横丁』もオープンしました。まちを歩いてくれる人が増えてきました」。大菅さんは「一畑電車の出雲大社駅にはカフェもできました」。
県観光のトピックスとして早川さんは「中国横断道・尾道松江線の三次以北が今年度内に開通します。中国道から直接、出雲・松江エリアに乗り入れられ、広島や九州などからの交通アクセスが良くなります」。