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三宝柑や醤油、シロウオ―旨味満載 和歌山県湯浅町

13/02/15

和歌山県から、湯浅町商工会の谷中敬治さん、湯浅町産業観光課の吉川幸宏さん、和歌山県広報課の川口博之さん、有田振興局企画産業課の中尾佳史さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、湯浅町を代表する特産の三宝柑(さんぽうかん)や醤油をPRした。

三宝柑は今から200年ほど前、紀州藩主の屋敷に植えられていた「門外不出の柑橘類でした」(谷中さん)。その後、湯浅町内で植栽され一時は盛んに栽培されていた。果肉はもちろん皮を器として使うことも多く、料亭などで出されている「三宝柑蒸し」は香りが豊かで人気だという。最近は形状が良く似たデコポンに押され栽培農家が減少しているが、吉川さんは「2―3月が旬。酸味があるさわやかな味わいです」。谷中さんは「初恋の味」と照れながら紹介した。

また、湯浅町は醤油の発祥地でもある。昔ながらの製法で作られている2年から2年半寝かし絞らすに生産する醤油は、湯浅ならではの味だという。お土産に持ってきてくれた醤油のフタを開けると、一瞬で辺りに醤油の香りが広がった。谷中さんは「添加物を一切使用していない醤油です。この醤油をすき焼きにさっとかけると、ご近所中に美味しいにおいが漂いますよ」。

まもなくシロウオの旬も迎える。町を流れる広川にシロウオが遡上しだす。3月20日には、シロウオのおどり食いや漁体験ができるシロウオまつりが開かれる。川口さんと中尾さんは「湯浅町の美味しい春は、もうすぐです」。

和歌山県湯浅町の皆さん

和歌山県湯浅町の皆さん

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