7月からDC、おもてなし十分に 広島県
広島県全域で7月1日からデスティネーションキャンペーン(DC)が始まった。「ひろしま、宝しまレディ」の小笠原知恵さんと佐久間むつみさんら7人がこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、期間中に各所で公演される広島神楽などをアピールした。
広島神楽は、長い歴史の中で大衆化し、太鼓や笛など賑やかな囃しで舞いも迫力がある。自ら神楽の演者でもある安芸高田市商工観光課の松田祐生さんは「分かりやすい内容で、見入っていただけると思います」。
三次市観光交流課の菅原啓子さんのおすすめは馬洗川で行われる鵜飼。「全国12カ所で行われている鵜飼の中で唯一、白い鵜がいます」。
広島県観光連盟の大成純一郎さんは、映画やアニメの舞台めぐりを推した。「昨年の『平清盛』をはじめ、山田洋次監督の『東京家族』の舞台になった大崎上島など見どころがたくさんです。アニメ『たまゆら』で竹原市は若い人の人気スポットになっています」。
DCに合わせてJR西日本は、3日間有効で県内乗降自由な「広島めぐりパス」を売り出す。広島支社観光開発推進室の徳永良和さんは「大阪市内からだと1万2千円で設定しています。通常は2万円ほどかかりますし、このパスにはキヨスクの500円クーポンもついています」。
県観光連盟の石本秀紀さんは「おもてなしバッヂをつけた県民1万4千人が皆さまを笑顔で出迎えます」と話した。