歩いてもバスでも深く楽しむ 沖縄県那覇市
沖縄県から那覇市観光協会の瀬底幸江さんと千住直広さん、沖縄観光コンベンションビューロー西日本事務所の上地晶子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、那覇市での滞在観光を促すまち歩きや観光周遊バスを紹介した。
まち歩きプログラムの「那覇まちまーい」は、世界遺産の首里城や国際通りだけではない那覇のまちをガイドと一緒に歩く。3年前に16コースからスタートし、現在は30コースまで拡大している。この時期の一番人気は、夕暮れの首里城周辺をゆっくり歩くコースで、城のライトアップも見どころ。毎日いくつかのコースが実施されており、ガイドも80人が活躍する。
千住さんは「年間7千人の方に参加いただき、参加者の泊数は確実に伸びています。今年は1万人が目標で、ぜひ那覇のまちを楽しんでいただきたいです」。
観光周遊バス「ゆいゆい号」は今年6月から運行を始めた。那覇バスターミナル発着で、識名園や首里城、DFS、国際通りなど那覇市内を約75分かけて1周する。8―18時に20分から25分ごとに出発し、1日25便が走る。運賃は大人220円で、1日乗車券は660円。ゆいレールも乗り放題のバスモパスは1千円だ。
瀬底さんは「午前の10便には専用ガイドも乗車します。修学旅行などのコースにも活用いただいています。旅行会社の来年上期ツアーで組み入れられる予定です」。
今後、多言語のパンフレットを作成しインバウンド客にも利用を促すほか、東京など大都市圏でアピールし沖縄のリピーターにも那覇市内観光の魅力を訴えていく。