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知る人ぞ知る豊富な素材はDCで 和歌山県日高地方

13/09/18

和歌山県日高振興局企画産業課の柴本耐さん、中紀バス旅行大阪営業所の近藤政幸さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、来年9月から始まる和歌山デスティネーションキャンペーンに向けた県中央部の日高エリアの取り組みを紹介した。

和歌山県日高地方には、知る人ぞ知る観光資源が山積している。日高町の大峠から続く熊野古道大辺路には、熊野古道で現存する石畳の道としては最長の距離で保存状態も良好だという。その道沿いは全国一と評される黒竹産地で、黒竹を使った民芸品が今も盛んに作られている。御坊市内を走る紀州鉄道は営業距離が2.7キロと非電化鉄道では全国で最短の私鉄。終着の西御坊駅に近い寺内町には、江戸期に紀州廻船・弁才船で財を成した豪商の邸宅が並ぶ。

柴本さんは「醤油発祥地も実は日高地方です。梅は全国一の生産量を誇ります。ナンバーワン、オンリーワンに光を当ててることで多くの人たちに日高の魅力を知っていただきたい」と話す。

日高振興局では10月4、5日に行われる御坊祭を旅行会社、マスコミに見てもらうファムツアーを企画している。5日の日帰りで実施し、祭を中心に、日高川の鮎料理や「安珍清姫」で知られる道成寺などを見学するコースを予定。柴本さんは「来年のDCに向けて、旅行会社の皆さま、ぜひご参加ください」。

近藤さんは、みなべ町の大梅林を高台から見下ろす「梅フットパス」の企画を旅行会社に売り込む。「梅林と太平洋を一望する奥みなべを天空の梅林としてメーンに据え、白崎海岸のスイセンや御坊の花き農家を訪ねる早春のツアーです」と、バスツアーとして採用してもらいたいとアピールした。

和歌山県日高地方の皆さん

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