冬のとって隠岐は海の幸と世界ジオ 島根県隠岐
島根県から隠岐空港利用促進協議会の齋藤英典さん、隠岐観光協会の角橋隼人さん、隠岐羽衣荘の澤井拓郎さん、県交通対策課の角森裕子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、通年型観光を目指す隠岐の冬の魅力を紹介した。
隠岐へは8月いっぱい日本航空が大阪・伊丹からジェット便を運航した。毎年夏の限定便で、今夏の搭乗率は72.1%だった。齋藤さんは「ツアー団体客は残念ながら減ってしまいましたが、個人客は伸びました。一般のお客さんに知られるようになってきたと手応えを感じています」。
隠岐へはフジドリームエアラインズ(FDA)が9月、隠岐と名古屋、福岡を結ぶ便を期間限定で運航し始めた。「いろいろな地域で隠岐を身近に感じてもらえるチャンスです。FDAは松本にも乗り入れているので、将来は海のない信州と路線が結べれば」と齋藤さん。
この夏はクルーズ客船も何回か隠岐へ来た。「クルーズ船を誘致し、海外のお客様にも隠岐を知っていただきたい」と角橋さん。「実は今日の夜、隠岐の世界ジオパーク入りが決まります。たぶん間違いありません。いよいよ隠岐も世界デビューです」とも。来年3月には隠岐汽船がジェットフォイルを投入する。「現状の高速船より就航率が高いそうなので期待しています」。
澤井さんは、隠岐ガニや隠岐産黒ウニ、天然あわびがそろう冬の隠岐の食を紹介。「隠岐牛もつけて、隠岐のグルメ尽くしはいかがでしょうか。冬ならではの隠岐の楽しみです」と話した。
大阪から隠岐へは秋冬もQ400が就航している。角橋さんは「世界ジオパーク、食がそろった冬の商品化も旅行会社にお勧めしたい」。