開湯850年で「六感」癒す記念事業 鳥取県三朝温泉
2014年に開湯850年を迎える鳥取県三朝温泉からこのほど」、依山楼岩崎の岩崎元孝さん、木屋旅館の御舩秀さん、三楽荘の御舩静枝さんらがトラベルニュース社大阪本社を訪れ、春から夏にかけて展開する850年記念事業をアピールした。
三朝温泉は源義朝の家臣・大久保左馬之祐が白い狼を助け、お礼に妙見大菩薩から温泉の場所を教わったことに由来する。それから850年、「視(る)・聴(く)・触(れる)・味(わう)・嗅(ぐ)・心の六感を癒す」をテーマに記念事業を展開する。
御舩秀さんは「春は御幸行列、夏は40日間連続で花火を打ち上げます。また、三朝音泉ナイトミュージアムと題して弦楽器のコンサートも4―9月の毎週土曜日に行います」。
イタリアで修行した三朝町出身のバイオリン製作者が指導する制作体験も行う。「ミニチュアバイオリンの表板アーチ削りから、1年間に渡ってバイオリン作りに取り組むコースもあります」と御舩秀さん。お勧めは三朝に2―3泊しながら体験するコースだという。料金は8万円。
御舩静枝さんは、年末年始の期間を除き3月16日まで運行する直行バス「三朝号」をPR。「新大阪から出発しています。カニを食べにぜひ三朝へいらしてください」。この冬から、大阪発便は岡山県の山田養蜂場に立ち寄る。代金は往復で大人3800円。
岩崎さんは「850にちなんだイベント、仕掛けをいろいろと考えています。三徳山の探訪タクシー、朝食を館内ではなく三徳山の精進料理でいただくプランも用意しています。皆さんに注目いただけるようお得で楽しい情報をどんどん発信していきますので、来年の三朝温泉にご期待ください」。