春彩る27万株の芝桜 長崎県島原市
長崎県島原市からミス島原の吉田愛美さん、島原温泉観光協会の田浦玄之さん、長崎県大阪事務所の佐藤勲さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、普賢岳噴火からの復興のシンボルとして4月に見ごろを迎える芝桜などをアピールした。
しまばら芝桜公園は2009年2月、市民有志のボランティアによって整備された公園で、2.3ヘクタールの敷地に27万株の芝桜が植えられている。パッチワークのように色鮮やかな芝桜と、荒々しい昭和新山・普賢岳との姿が美しいコントラストを描く。福岡県などからのツアー客も増え、4月上旬から下旬の開花時期には4万人を超える人出で賑わっている。秋には65万本のコスモスが一面に咲く。
田浦さんは「島原は花が豊かなところです。春の芝桜、初夏には小浜のジャガランタが紫色の花をつけ、夏は雲仙の代名詞でもあるミヤマキリシマが山肌一面を彩ります。花で島原半島を盛り上げたいですね」。
吉田さんのおススメは、島原市内のまち歩き観光。なかでも湧水庭園の四明荘がお気に入りだ。「豊かな湧水を利用した住宅の庭園で、ゆったりとした時間が流れています。無料で入れますし、島原でぜひ立ち寄ってほしい場所です」。
関西から島原は遠いイメージがあるが、九州新幹線を使うと新大阪からは最短で4時間ほどで行くことができる。「熊本からフェリーを使うと本当に近いです。温泉や自然に歴史も豊か。世界ジオパークに認定されている島原半島へぜひお越しください」と田浦さん。