産業観光を新たな魅力に 大阪府堺市
公益社団法人堺観光コンベンション協会の萩野哲也さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、できあがったばかりの「堺産業観光ガイドブックDISCOVERY堺」を手に、堺市の産業観光をPR。メガソーラー発電所や植物工場など最先端の産業観光が楽しめる。
ガイドブックは4月に完成した。化学工場のプラントが浮かび上がる堺泉北臨海工業地帯の夜景、甲子園球場5個分の広さを誇る日本最大級のメガソーラー発電所、昨年4月にオープンしたばかりのゴミの再資源化を徹底したエコ溶融炉などを紹介。いずれの見学施設も同協会を窓口に予約でき、ガイドなどの手配もできる。
なかでも一番人気は、大阪府立大学21世紀科学研究機構植物工場研究センター。レタスやホウレン草など葉物野菜を中心に土を一切使わず蛍光灯やLEDで栽培されている。完全無農薬で栄養価も高く、洗わずにそのまま食べられる。サンドウィッチの全国チェーンサブウェイなどにも出荷している。「シャキシャキで美味です」と萩野さん。
また、朝日プリンテック堺工場は最新の印刷工場で、朝日新聞の製作現場を見学できる。見学記念にグループの来場記念新聞をプレゼントする。
萩野さんは「これまで堺観光の売りだった歴史文化観光のプラスアルファとしてアピールしていきます。大醤という醤油メーカーではミニ醤油がもらえるなど、お土産が充実してしかも学べるのが産業観光の魅力。観光コンベンション協会で一括して手配しますので、旅行会社からのお問い合わせをお待ちしております!」。