DC機に高野山とバスで直結 和歌山県熊野本宮
和歌山県から熊野本宮観光協会の菊池博子さん、名渕敬さん、小渕浩史さん、鳥居泰治さん、庄田慎吾さん、田辺市産業部観光振興課の赤嶋崇さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、9月から始まった「わかやまデスティネーションキャンペーン(DC)」に照準を合わせて運行を始めた高野山から熊野本宮間のアクセスバスなどをアピールした。
DCは9月13日―12月13日に行われ、11月3日までの土日祝日の20日間には高野山―熊野を直結するアクセスバスが走る。乗客には降車した停留所で先着400人に地域別オリジナルグッズをプレゼントする。
また、バス停車時刻に合わせて乗客を「おもてなし」する。滝尻では熊野古道館スタッフによる滝尻周辺の無料解説、本宮大社前では平安衣装による出迎えを行う。
アクセスバスは高野山奥の院前を9時と14時5分発。季楽里龍神、龍神温泉、滝尻(滝尻王子)、牛馬童子口(道の駅中辺路)、古道歩きの里ちかつゆ、本宮大社前を走る。9時発のみ発心門王子まで運行する。本宮大社からは9時40分と13時25分発。同ルートで、高野山奥の院には13時35分、17時10分着。
菊池さんは「高野山と熊野をつなぐアクセスバスの魅力は計り知れないものがあります。わかやまDC終了後も週末限定でもいいのでアクセスバスが残ってほしい。そのためには1人でも多くの人たちにバスに乗ってもらわなければなりません」と乗車を勧めた。
今年9月からは川湯、湯の峰、渡瀬の3温泉の総称を「熊野本宮温泉郷」に統一した。
名渕さんは「これまで本宮温泉郷や奥熊野本宮温泉郷など、複数の呼び方があり、総称が統一されていませんでした。名称を統一することで3つの温泉地がさらなる連携を深めて、受入態勢の充実や情報発信に努め、国内はもとより世界各国からお客様をこれまで以上、しっかりとお迎えできるよう取り組みを進めていきます」と力強かった。