丸岡の春は城と里彩る桜まつり 福井県坂井市
福井県坂井市産業経済部観光産業課の嶋川貴義さん、坂井市丸岡観光協会の岩田龍見さん、竹田の里づくり協議会の大川貞幸さん、松川康子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。4月1―20日まで丸岡城とその周辺で開催される「丸岡城桜まつり」、4月11―25日までたけくらべ広場で開かれる「竹田の里しだれ桜まつり」をアピールした。
丸岡城桜まつりは50回以上続く催しで、国内に現存する12天守閣の中で日本最古の建築様式の丸岡城とその周辺の霞ヶ崎公園を会場に開催される。関西と中京からの来訪者が4割で、残り6割が県内や近隣から。昨年は6万人が訪れた。
期間中の夕方には約300本のぼんぼりが灯り、園内の400本のソメイヨシノの下で夜桜散策を楽しめる。週末には丸岡や坂井市内の地元の味を楽しめる露店が並ぶ。4、5日にはステージイベントも。丸岡城のライトアップとぼんぼり点灯は22時まで。
「竹田の里しだれ桜まつり」は、丸岡城から15キロ離れたたけくらべ広場で開催。竹田地区にはソメイヨシノよりも少し遅く開花するしだれ桜が800本あり「満開時は桃源郷のような光景」と言われる。2、3年後までには1千本になるよう植樹していくという。期間中は100本以上のしだれ桜がライトアップされ、幻想的な夜桜見物に訪れる人も多い。昨年は7万人が訪れた。
期間中の18、19日は県内外から手作りクラフトの業者が集まり「しだれ桜クラフトフェア」が開催されるほか、地元の味を楽しめる露店も並ぶ。広場は車イスでも散策できるようになっており、期間中福祉車両は広場中央のしだれ桜茶屋まで入ることができる。しだれ桜のライトアップは18時30分―21時30分。
松川さんは「ソメイヨシノとしだれ桜を合わせると、ほぼ4月中は丸岡で桜の花見がお楽しみいただけます。開花次第ではゴールデンウイークでもしだれ桜が咲いているときもありますので、ぜひ丸岡にお越しください」と話していた。