自身が感じた「日本」を歌う RayYamadaさん
全国各地でライブを行っているRay Yamada(レイ・ヤマダ)さんがこのほど、大阪市内のライブを前にトラベルニュース社大阪本社を訪れた。
Rayさんは2013年にデビュー。ライブや旅で訪れた場所でインスピレーションを得て、作詞作曲を行っている。デビュー曲の「森のワルツ」は富士山麓のイメージで詩と曲を書いた。山や森、空の壮大さや、身体で感じる風や空気感を歌い上げた大自然への賛歌。圧倒的な声量、歌唱力で聞く者に自然への畏怖感を抱かせる。
「ミュージックビデオ(MV)に出演しているのは、私が飼っていたカブト虫なんです。寒い時期の撮影で弱っていたので『がんばれ!』と励ましたら、一生懸命動いてくれました」と、ニッコリ。MVの印象とは異なる少女のような素顔。
2枚目のアルバム「JAPONISM」は全国ツアーを通じてRayさんが感じた日本を収録した。宮崎の海から着想を得て青島神社境内でMVを作った「潮騒」、京都滞在時での「芸者の涙」、沖縄民謡がヒントの「エイサー節」など、日本の魅力は多様さに担保されているのだなと再認識するまったく新しいスタイルのご当地ソングだ。
関西が終わると名古屋、沖縄・八重山とライブが続く。「観光はなかなかできませんけど、人との出会いは本当に財産になっています。一人ひとりとのご縁を大切にがんばっていきます」。