噴火活動落ち着き安全宣言CP 鹿児島県
第10代かごしま親善大使の小原茉莉花さん、鹿児島県観光連盟副会長の中原国男さん、鹿児島県鹿児島地域振興局長の西啓一郎さん、県大阪事務所観光物産課の﨑山恭子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、桜島や口永良部島の噴火活動は小康状態で、県内主要観光地は通常通り観光が楽しめることをアピールした。
鹿児島県では今年5月に口永良部島が噴火し、桜島は8月に警戒レベルが4に引き上げられた(現在は3)。いずれも人的被害はほとんどなかったものの、噴火の様子が繰り返し報道され、県内観光地は風評被害にさらされた。
「口永良部島の皆さんが避難した屋久島は、修学旅行を予定していた10校がキャンセルになりました。実際、屋久島は12キロ離れており何ら支障はないのですが」と中原さん。自身が鹿児島市内で経営する温泉ホテル中原別荘についてもキャンセルが少なからずあった。「シルバーウイークは満館で、個人のお客様は戻ってきています。あとは、旅行エージェントの皆さまにも通常と変わらぬ送客を1日も早く再開していただければ」。
県では「安全宣言キャンペーン」と銘打って風評の払しょくを急ぐ。その追い風になるのが10月31日―11月15日に県内全域で展開する「第30回国民文化祭・かごしま2015」だ。
小原さんは「本物の鹿児島を体感できるイベントも盛りだくさんです。ぜひお越しください」。
さらに薬剤師の大会など大型MICEも控えている。西さんは「7月に決まった世界文化遺産の集成館もあります。来年3月には初めての鹿児島マラソンが開かれ、桜島の対岸を全国のランナーが走ります」と話し、安心して鹿児島に来訪できることを強調した。