やまなみ街道開通で近く便利に 広島県備北地域
広島県北部の備北観光ネットワーク協議会の平岡淳さん、庄原市観光協会の坂田忠則さん、国営備北丘陵公園の末長秀紀さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、今春全通した中国やまなみ街道(中国横断道・尾道松江線)で近く、便利になった備北観光をアピールした。
テレビ人形劇「新八犬伝」「真田十勇士」などで知られる人形作家の辻村寿三郎さんは、備北地域の三次市に一時住んでいたなどゆかりが深い。辻村さんは、来春までに三次市に移り住むことが決まっており、市では帰省を祝うイベントを予定している。平岡さんは「大河ドラマ真田丸を控え、市内の辻村寿三郎人形美術館では現在、真田十勇士の作品を展示しています」と紹介した。
庄原市観光協会は今年、広島県内で初の地域限定旅行業登録を取得した。協会スタッフを中心に商品づくりに取り組み、個人宅の庭を公開する「庄原さとやまオープンガーデン」では今秋5本ツアーを造成、いずれも催行できた。今秋は韓国の旅行会社も庄原市へのツアーを実施した。
「SNSのキーパーソンにお願いし情報発信したところ、登山専門の旅行会社が比婆山連峰のトレッキングを気に入っていただいたようです。10月に韓国から40人以上のお客様がお越しになりました」と坂田さん。
末長さんは「無料通行可能なやまなみ街道によるネットワークを広げ県外の旅行会社に魅力を提案していきたい」。