北陸新幹線開業効果持続へ"本気"の取り組み 富山県
富山県観光連盟の小川謙一さん、県観光課の阿部弘規さん、県大阪事務所の藤本治男さん、JR西日本コミュニケーションズ北陸支店の辻子陽一さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、北陸新幹線開業からまもなく丸1年、開業効果を続ける取り組みをアピールした。
世界文化遺産の五箇山は今年登録20周年を迎える。同じ合掌集落で世界遺産の白川郷に比べて観光客が少なく、じっくりと集落散策ができる。「相倉、菅沼ともに暮らしとつながっている集落です。最近は若い人が住民として戻ってきました」と阿部さん。
「天然の生け簀」をうたい文句に人気がある富山湾鮨。新鮮な地魚と県産米の10貫が2千―3500円で味わえる。キノコなど山の幸を加えた食のキャンペーンも今年から本格化する。藤本さんは「富山の魅力は食に凝縮されています」と胸を張る。
県観光連盟では昨年8月に旅行業登録を取得しまち歩きなど着地型商品開発に取り組み始めた。「DMO設立に向けた協議も始めています。大阪、東京、名古屋から均等にお越しいただける距離なので1泊から2泊で何度も来ていただけるよう仕組みづくりをやっていきます」と小川さん。