プレDC開催中、団体も個人も来て 山口県
山口県から、美祢市観光協会の高橋月恵さん、長門市観光課の永冨徹さん、阿武町経済課の佐村秀典さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、10―12月に展開しているプレDC(デスティネーションキャンペーン)をはじめ、地元のイチオシ情報を紹介した。
美祢市では、山口市と連携し貸切バス団体旅行助成制度を行っている。美祢市内もしくは山口市湯田温泉に宿泊し、美祢市の秋芳洞、山口市内の観光施設1カ所以上を旅程に組み込むと、バス乗客数に応じて1台あたり3万円を上限に助成する。
高橋さんは「春の新緑、秋のススキなど四季を通じて楽しめる秋吉台のトレッキングが人気です。秋芳洞では、個人は土曜日限定、団体は10人以上で洞窟内の照明を消して懐中電灯の明かりを頼りに探検するツアーも行っています。サファリランドにはライオン目線で歩けるコースが新設されました」。
長門市では、海岸から123基の鳥居が連なって並ぶ元乃隅稲成神社が外国人に人気。今年上期で前年同期比10倍に達した。「整備が追いついておらず、うれしい悲鳴を上げています。近くの油谷湾温泉は鳥居効果で宿泊客が増え、名物のイカの造りが好評です」と永冨さん。
長門湯本温泉では、休業していた旅館を星野リゾートが再生することが決まり、3月末までは宿泊客限定で山陽新幹線・新山口駅間に無料送迎バスが走っている。
道の駅「阿武町」は全国1079カ所ある道の駅の第1号と知られる。網からあげた魚を浜値で販売し、町で唯一、開店前に行列ができる人気ぶり。
佐村さんは「秋はイカ、アジが旬。とにかく美味いので食べに来てください。地元材で作った建物にもご注目ください。国道191号をそのまま行くとすぐに萩市です。萩市では現在、松下村塾の座敷に上がれんですよ」。