カニが来たぞ!いつも通りの冬で待っとります 鳥取県
鳥取県から県観光交流局の田中秀幸さん、県観光連盟の横木健二さん、米子市観光課の國岡直人さん、羽合温泉・湯の宿彩香の青木由紀子さん、三朝温泉・旅館大橋の大西竜一さん、同県関西本部の大江誠一さんと澤田稔さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れた。10月に発生した鳥取県中部地震の風評被害を払しょくするキャラバン活動の一環で「県内の旅館や観光施設は通常通り営業しています」とアピールした。
羽合温泉では2017年2月下旬まで、2万円以上の宿泊を予約した先着1100人に、宿泊時に1万円が使えるクーポン「はわい温泉・東郷温泉応援割カニ食うポン」を用意する。大手旅行会社の宿泊予約サイトや楽天、じゃらん、るるぶなどから対象旅館に予約した人が対象。12月17日―来年3月31日まで、大阪とはわい・東郷温泉を結ぶ「カニバス」を毎日運行する。料金は大人往復4800円(12月17日の初便のみ半額)。
三朝温泉は大阪駅から三朝温泉まで11月27日―12月26日の20日間、宿泊客対象にした大人往復1千円の「鳥取県三朝温泉元気です号」を走らせる(トラベルニュースat11月25日号6面参照)。例年運行している「三朝温泉周遊バス三朝号」も1―3月の45日間走る。料金は大阪弁天町―三朝温泉で往復6500円。
皆生温泉は17年2月28日まで組合加盟の旅館に宿泊しアンケートを回答した人にペア宿泊券や松葉ガニ、コスメセット、オリジナル調味料が当たる「元気です! 皆生温泉キャンペーン」を実施。2年後の18年には大山開山1300年を迎えることから、受け入れ態勢を高度化する。
カニの水揚げと消費量が日本一の鳥取県。「カニの本格的なシーズンに入りました。鳥取県へのバスツアーには1泊で6万円、日帰りで3万円の助成金を設け、旅行会社の皆さんからの送客を『鳥取で待っとります』」と、大江さん。