「平成最後の熊野詣」へ 和歌山県熊野本宮地域
和歌山県・熊野本宮観光協会の名渕敬会長代行と小淵浩史副会長と山本直也理事、同協会事務局の山下義朗さんと草下直輝さん、田辺市観光振興課の冨田晃規さんが来社。昨秋の台風で一部被害を受けたものの現在は大方復旧した現状と、今年世界産登録15周年を迎える熊野本宮大社など最新の観光情報を紹介した。
地域の宿泊拠点である川湯温泉は昨年12月、名物の仙人風呂が営業を再開。当初は今年5月に完成予定だった温泉街の道路工事も2月中旬に前倒しされた。熊野古道人気で多数訪れていた外国人観光客も欧米人をはじめ従来以上の水準にまで戻ってきた。
世界遺産・熊野本宮大社では、昨年実施した特別端垣内参拝を4月30日まで継続する。通常では入れない聖域を見学できることから旅行会社の評判も良かったという。今年は世界遺産登録15周年を記念し、特別ご朱印も用意。熊野本宮温泉郷に1泊以上する団体ツアー宿泊企画でのみ受け付ける。初穂料は20人まで一律1万円。
名渕さんは「平成最後の熊野詣として、熊野本宮に訪れていただく商品化を期待しています」。
田辺市街地にある闘鶏神社は今年創建1600年。2016年には世界遺産に追加登録されている。冨田さんは「熊野三山を祀る別宮的存在の神社で、源平合戦で熊野水軍が源氏につくか、平家につくかを闘鶏で決めたという由来もあります。勝ち運に導く神社です」と来訪を呼びかけた。
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