一乗谷朝倉氏遺跡が今年主役に 福井県
福井県観光営業部の五十嵐昌子さんと朝井けい子さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、来社直前に日本遺産に登録された「400年の歴史の扉を開ける旅〜石から読み解く中世・近世のまちづくり越前・福井〜」などを紹介した。
福井県の越前地方には、一乗谷朝倉氏遺跡や白山平泉寺など、中世期に大量の石を用いた都市や建造物が残る。近世期の城下町でも美しい青色の「笏谷石」が多用され、天候によって町並みの色合いが今も変化している。五十嵐さんは「風情ある町並みの福井にぜひ」。一乗谷朝倉氏遺跡は今年2月、NHKの「ブラタモリ」に取り上げられた。「それ以降多くの観光客が訪れています」と朝井さん。
また、一乗谷朝倉氏遺跡は、来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で注目されることは必至。主人公の明智光秀は織田信長より以前に朝倉氏に仕えていた。今なお一乗谷に近い東大味町をはじめ地元では、光秀を「あけっつぁま」と慕い、明智神社も現存する。
このほか、勝山市の恐竜博物館で最新のCGなどを用いた特別展が開催されていることや、永平寺門前に「旅館と宿坊の中間」という宿泊施設が7月下旬にオープンすることを紹介。
さらに御食国ゆかりの4府県が連携したイベントが10月下旬、小浜市で開かれることもアピールした。

福井県のお2人
- 倉吉に最後の県立美術館開館 鳥取県(25/03/27)
- 桜と酒で宿泊を 福井市(25/03/05)
- 旅行会社に優しいまち 鹿児島県指宿市(25/03/04)
- 途中下車で関西線の旅 三重県(25/01/09)
- 未知の魅力・熊野紀伊路 和歌山県日高地方(25/01/08)
- カニプラス新名物さばみちゃん 鳥取県岩美町(25/01/07)
- 「ゴコイチ」三方五湖を走る 福井県若狭町(25/01/06)