高知城をアート空間に―冬は光らんまん 高知県
高知県観光政策課の政岡直輝さん、同県大阪事務所の奥田泰志さんがこのほど、トラベルニュース社大阪本社を訪れ、高知県ではここ数年、冬の夜の高知城をアート空間として演出するデジタルアートイベントの魅力を紹介した。
「Art+(アートプラス)高知城ひかりの花図鑑」は、12月2日に開幕し、1月29日まで開催。今春のNHK連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなる高知県出身の植物学者を目玉にした「牧野富太郎と植物を愛した画家たち」をテーマに実施している。
「高知城まるごと花の美術館」とし、牧野富太郎と同時代に生き、植物を愛したゴッホやモネ、ルノワールにスポットを当て、光の演出を行う。政岡さんは「今回のアートイベントは花々をクローズアップした高知県オリジナルの内容になっています。特に天守には花や植物が持つ力強い生命力をダイナミック、エネルギッシュな音と映像で再現しますので、ぜひご覧になってください」と力強くアピール。
このほか、二の丸階段にはゴッホが描く花々の絵画や二の丸にはモネの「睡蓮」を再現。銀杏並木にはルノワールが求めた光・色彩・動きを表現した「ルノワールの花小道」など見どころ満載になっている。
イベントは18年の明治維新150年を記念して実施し継続している。
奥田さんは「『らんまん』の主人公のモデルが牧野富太郎さんということで、ゆかりの地めぐりマップの作成や生誕地の佐川町などでは受け入れ態勢は万全です。ぜひ、高知県にお越しください」と朝ドラ効果に向けて意気込んでいる。
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